ミッドナイトスワン
ミッドナイトスワン、鑑賞しました。
観れて良かったと思いを噛みしめる位、良い作品でした。
草彅さんではなく、凪沙さんがいたし、新人の服部さんではなく一果(いちか)ちゃんがいました。
生きにくさを抱えながらバレエを踊ることで昇華していく姿は、言葉少ない一果ちゃんを多弁に表現していたし、バレエを通して凪沙さんの人生まで昇華していくようでした。
それは観客自身の感じている生きにくさや、皆それぞれが抱えている「どうして私だけ」の感覚を浮き上がらせるきっかけになって、それらを一緒に連れていってくれるような不思議な感覚になりました。
バレエの白鳥は、凪沙さんの人生のような…。
優雅に見えても水面でもがいてる、皆そうなのだと思わされる。
音楽も素晴らしく、何回も泣けてしまいました。